遭難対策
セルフレスキュー
チームレスキュー
○当事者2〜3人による危険からの脱出。 ○第三者10人前後の救助活動。
○ロープによる、吊り上げ、下降。 ○ロープ、ワイヤーによる、吊り上げ、下降。
○応急処置。 ○より高度な応急処置。
○シート搬送、背負い搬送。 ○ストレッチャー、担荷、ヘリによる搬送。

まず「事故を起こしてはならない」と言う事が大前提にあります。事故をおこさないための知識や技術を修得するための時間を多くとるべきなのは言うまでもありません。かと言って、そればかりではもしもの時に何もできません。では私達がどんな技術を知っていたらいいのでしょう。チームレスキューはここでは考えないことにします。セルフレスキューで考えましょう。まず、上げたらいいのか、下げたらいいのかの判断がひつようです。仮に上げるとするとどんなシステムがあるのでしょうか、1/2と1/3が理解できていればいいと思います。下にその組み合わせたものを示してみました。あくまでも参考ですので、普段の練習で1/2か1/3で試して見て下さい。1/2か1/3で上げられるのでしたら、わざわざ複雑にする必要はありません。

では次に、下げるにはどうしたらいいのでしょうか。単独で下げるのか、介添えが必要なのかで変わってきます。単独で吊り下げられるのでしたらそれほどではないのですが、介添えが必要な場合には、支点に大きな力が掛かるので、まず支点の補強が必要になるかも知れません。それに最近は、確保器と下降器を同じにしている人たちが増えて来ました。ゲレンデで1ピッチで降りられるのならいいのですが、なんピッチも降りなければならないときには、やはり下降器を使うべきです。
この方法も練習して下さい、いきなりでは無理です。

持っていて欲しい道具

次に応急処置ですが、日赤の救急員の講習に行くといいですね。よく教えてくれます。

さて、安全な所まで来ましたがこれからが問題です。自力で動けるようならいいのですが、それができないとなると大変です救援が来るまでの間待っていなくてはなりません。ツッェルトと非常食くらいは何時も持っているように心掛けて下さい。

もし、事故がおきてしまったら。まず山岳会に連絡を取りましょう。緊急を要する場合は119番通報も必要かもしれませんその時忘れてはいけない事は、誰が、何時。何処で、どうした、そして何をして欲しいのかをハッキリ伝えることです。

 

戻る